株式会社桐井製作所・社長様インタビュー

株式会社桐井製作所・桐井隆社長と対談をさせていただきました。SWITCHプログラムについてはもちろん、今後必要とされる人材像や心理的安全性など、これからのヒントになるお話を伺いました。

株式会社桐井製作所・社長様インタビュー

── SWITCHのセミナーについて感じたこと

 

株式会社SWITCH・濱野(以下「濱野」) 今回は社員様が受講している様子を動画でご覧になったとのことですが、

セミナーを見て感じたことを教えていただけますか?

 

株式会社桐井製作所・桐井社長(以下「桐井社長」) やはり、ストレスマネジメントをやることの重要性を感じました。
実際に日々の自分に対してモニタリングを行い、ストレス(課題)を言語化してみるとすごく楽になりますよね。

 

実際は大した問題ではなかったり、問題となる範囲が明確になり、ストレスマネジメントの重要性を改めて感じました。

 

濱野 それは桐井社長が普段から俯瞰的に見ているからこそ、すぐに実感できたのではないでしょうか?
特に桐井社長のようなトップの方は主観ではなく俯瞰的に見ることが非常に重要ですよね?

 

桐井社長 そうですね。今回は、支店長・所長クラスの社員に受講してもらいましたが、このスキルは一部の人のものだけでは

勿体ないと感じます。
弊社の多くの社員にも身につけて欲しいですね。

 

濱野 あとセミナー内で、体やメンタル、頭脳の活性化でも運動が大事ということを伝えたら、「ウォ―キングを始めました!」

という社員様もいらっしゃいました。

 

桐井社長 本当ですか。(笑)
運動の重要性について今まで何度も伝えてきたつもりですが、あまり定着していないのが現状でした。

しかし、本セミナーでは論理的に頭に入れることで、今まで理由が希薄だったり、キッカケが明確化されていなかったことが

明確化されることで取り組み姿勢が変わってきているのではないかと思います。
このセミナーがきっかけで気づきに繋がり、行動に移して成果が見えてくると、さらに継続に繋がるのではないかと思います。

 

 

 

── ビジネスシーンに使えるストレスマネジメントであること

 

桐井社長 ある程度客観的・俯瞰的に見れないとマネジメントできない。
そういった意味では、このセミナーはマネジメントのためのセミナーでもありますよね。

 

濱野 そうなんです。名前がストレスマネジメントとあるので、『別にストレスないしなあ』ということもしばしばあるのですが、
このセミナーでは、「ストレス=仕事の課題」として捉えることで、ビジネスシーンに使えるストレスマネジメントとなっています。

 

 

 

── 今後重要なスキルは変わってきている。

濱野 例えば、ビジネスマナー研修などで名刺交換などの基本的なことはもちろん必要ですが、過剰なマナーは必要とされなくなって

きている、と言われています。
それよりも、コミュニケーション力や発想力、課題解決能力などが重要視されてきているように感じます。

 

桐井社長 確かに、時代の変化で必要なスキルも変わってきていますよね。
時代の変化を受け入れることも重要であると思います。

 

特に近年はコロナなどで世の中は大きく変わってきています。

今まで当たり前の慣例にしてきたことを改めて見直し、より合理的な方法があれば変えていかなくてはいけない。

 

会社から「こうしなさい」と指示がなくても、自分の仕事の質がいかに上がるかを自分自身で考え、工夫して実行する能動的な人材が

これからの世の中において特に必要であると感じます。

 

 

 

──心理的安全性というキーワード

 

濱野 桐井社長は心理的安全性を重要なポイントとして、意識されていると伺いました。

 

桐井社長 そうですね。心理的安全性をテーマに、改善しようと思ってやってみたことを、「この部分は何割できた、

この部分は全くできなかった。」など、できた割合を数値化して振り返っていますね。

 

濱野 心理的安全性においても、自分自身を客観的に振り返るのは重要なことですよね。

 

桐井社長 はい、キャリアの中で客観的に自分自身を振り返るということが非常に重要であると気付きましたね。

また、このセミナーを受けてより自分自身の思考や行動の振り返りの重要さを感じました。
それは、業績にも関わってくると思いますしこれからも意識していきたいと思います。

 

濱野 会社の上の方から心理的安全性を意識することはとても大事ですね!

 

 

 

── 建築業界の変化と必要な人材像について

 

濱野 現在建築業界でも、テクノロジーを取り入れるということはあると思うのですが実際いかがでしょうか?

 

桐井社長 そうですね。建築業界では依然として古い体質が残っている部分が多く、弊社もDXを進めるプロジェクトを

行っておりますが、非常に重要な課題であると感じています。

 

建築業界ではないのですが、例えば不動産業界では住宅の価値を計るためにリフォームや修繕の履歴をきちんとデータに残すという

動きがあります。

 

日本の不動産は、こうしたデータの蓄積が希薄で、築20年、30年経った住宅は一律に価値がなくなってしまうという現状があります。

一方で、アメリカやイギリスなどの住宅は、築年数が経っていてもきちんとデータとして残っているので価値がついています。

 

日本の住宅においても、いつ・どこの業者が・どのようにリフォームしたか、などのデータが蓄積されれば、今まで以上に価値を

創出することができると考えられます。

 

日本もこのような課題に取り組むベンチャーが出てきてはいますが、より加速させるには、柔軟で発想力豊かな人材が建築業界に

必要であると思います。

 

まずは、今回の研修で学んだメタ認知の思考法や行動習慣を身に着けていくことが第一歩であると思いますので、大変意義のある

研修であったと感じます。

 

濱野 ありがとうございます。まずは個人の問題解決能力向上から始まり、心理的安全性、チームビルディングやエンゲージメント、

そしてイノベーションに繋がる様、我々もこの様な学びを広めていければと思います。

本日はお忙しい中、ありがとうございました!

 

桐井社長 ありがとうございました。

 

インタビュー記事作成:SWITCHインターン 成蹊大学  真鍋 朋希 note

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